結論からお伝えします。
面接の通過率を上げる方法の1つに「一貫性」「整合性」があります。
転職を繰り返している方は特に、「なぜ」今の会社に入社をして「なぜ」退職をしたのか。
そして「なぜ」当社を志望するのか。
私も人事として面接担当をさせていただいているのですが、この一貫の流れの中で、どうしても違和感を感じることがあります。
その「違和感」を感じる要因の1つに「一貫性」があります。
今回は、その「一貫性」に焦点を当ててお伝えをしたいと思います。
「一貫性」や「整合性」を意識する
これは非常に大切です。
例えば、2次面接の際に1次面接で話した内容と違う話をしたらどうでしょう?
よくあるのが、
✅転職理由を聞かれて、1次面接ではスキルアップを熱弁していたのに、2次面接では給与アップ主体の話をしてしまった・・・。
✅履歴書の志望理由欄の内容と、1次面接に伝えた志望理由が全然違う内容だった・・・
✅前職の転職理由と今応募している企業の志望理由に矛盾がある・・・など。
もちろん転職理由は1つではないので、無理に1つに絞ってお話しする必要はないのですが、気を付けていただきたいのは異なる情報を伝えないように気を付けて欲しいという点です。
面接中はもちろんのこと、1次面接と2次面接の異なった情報も面接官はすぐに気付き、その矛盾や相違が疑問・不信感へ変わってしまいます。
どうすれば一貫性や整合性を意識できるのか。
結論からお伝えすると、「転職の軸」を作って、その軸を中心にお伝えしましょう。
【例えば】転職理由を聞かれて
▶︎今回はスキルアップを軸に転職活動をしています。
今まで私が経験してきたことも大事ですが、それを活かして次のステップに進めれば給与アップも見込めるので、生活の基盤が安定すると思います。
そうなった場合。更なるスキルを身に付けるために、新規部署の立ち上げも積極的にやりたいと思っています。
【ポイント】
▶︎スキルアップ軸が中心にあり、新規部署のチャレンジしたいといった前向きな内容を話ながら、間に「給与アップ」もチラつかせています。
給与アップの話は、なかなかしづらい人が多いと思いますが、最終的に「給与アップ目当て」という印象が残りづらく、そのようなイメージをつけさせなければ大きな問題はありません。
※下記のようなイメージです。中心にスキルアップ軸があり、この軸の関連要素として給与アップや挑戦したいことを肉付けしていき、軸を太くしていくことです。
人によってこの軸は異なりますが、この軸を細分化して、どのようなスキルをどうのように伸ばしていきたいのか、まで考えておくべきです。

▶︎伝え方も大切です。
ポイントとしては、言いづらいことは「良いこと」と「良いこと」の間に挟んで印象を薄くすることができます。
下記のようなイメージです。

面接官として感じること
今回の一貫性に関しては、しっかり転職軸が一度定まってしまえば、そのような企業の面接でもその転職軸に紐付けてお話ができると思います。
ただ、人によっては転職軸を作るのが難しい。。。という方もいらっしゃると思います。
その際は、もう一度「なぜ転職をしたいのか」を振り返ってみてください。
転職理由は基本的に「ポジティブ要素」が強いです。
転職して何を得たいのか、叶えたいのかという視点で考えていただくと良いです。
退職理由だけを考えてしまうと、どうしてもネガティブ要素が強くなってきてしまうので、できればポジティブに変換できるよう、転職理由を基点に考えてください。
「転職理由×自分の強み」が掛け合わされば、より太い軸が形成できると思います。


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