私がこれまで、人材紹介エージェントや企業人事を経験している中で、何百人もの方の面接お見送りを見てきました。
ただ、候補者にはリアルなお見送りの理由をお伝えしていないことがほとんどです。
その背景としては
- エージェント経由の場合、候補者が自信を無くさないように、当たり障りのない言葉に置き換えてお伝えしていることが多いです。
- 人事から直接候補者へのお見送り理由は、原則お伝えしていないところがほとんどです。仮にお見送り理由を聞いたとしても、候補者が傷付かないよう+企業のブランディングも含め、優しい言い回し方で回答をしています。
- そして、実は人事からエージェントへ候補者のお見送り理由をお伝えする際も、候補者をご推薦していただいたエージェントの気持ちに配慮をし、正直なお見送り理由(尖った言い方)などは避けています。
このような背景から、面接がお見送りになった際、「何が原因でお見送りになっているのか」はなかなか把握しにくい形になっています。
よくありがちなお見送り理由
恐らく皆さんも、一度は目にしたことのあるお見送り理由をざっと記載してみます!
- 他候補者様と比較した結果、この度お見送りとさせていただきました。
- 現在のフェーズにおいて、貴方様にご活躍いただける環境をご用意することができず…
- 本ポジションにおけるスキルご経験が不足しており、お見送りとさせていただきました…
- カルチャーマッチ(フィット)に懸念が残りお見送りとなりました…
これらは、確かにお見送りの要因です。
しかし、これらを伝えられたとしても
- 何を比較してお見送りになったのか
- どのような環境がご用意できないのか
- どんな経験、どんなスキルが不足していたのか
- どのような言動がカルチャーマッチしないと思ったのか
(What, Why, How)がわかりません。。。

どうやって”リアル”なお見送り理由を把握する?
まず、結論は1つしかありません!
エージェント経由の場合も、自己応募の場合もこのように先方へお伝えしてみてください。

「今後の転職活動へ活かしていきたいので、具体的に何が不足していたのか率直に教えてください!」
むしろ、自分の転職活動を成功させたいのであれば、絶対に聞くべきです!!
曖昧なお見送り理由だけでは、
- 何が不足しているのか
- どう改善していけばいいのか
- どう自分は見られているのか
これら何もつかめません。
もしかしたら、率直なお見送り理由を聞いて、
自信をなくしてしまうかもしれません。
転職活動へのモチベーションが保てなくなるかもしれません。
ただそれを覚悟して、強い気持ちで聞いてみてください!
面接官の”リアル”なお見送り理由とは?
私が人材エージェント時代に、企業の人事の方からよく聞くお見送り理由と、実際に現在企業人事としてよくあるリアルなお見送り理由をお伝えしたいと思います!
- 話が長く、一方的なコミュニケーションが懸念
- 今までのお見送り理由や、現職における業務の進め方が他責な印象
- 転職理由が外的要因(環境要因)が大きく、働く環境がよければ弊社ではなくも良さそう
- なぜ弊社なのかが不明瞭で、かつ企業理解も浅いので弊社への興味関心が薄そう
- 本当は理解が浅いことでも、あたかも知っているように話す(あからさまに相手に話を合わしてきている)
- 質問の意図に対し回答がズレる
- 部下のことを「〇〇の子」と呼ぶなど、明確に上下関係をつけたがる
- 成果を残せたことに対し、振り返りができていない(なぜその成果を残せたのか)
- 結果は出しているもののその結果に対するエピソードが浅く、具体性に欠ける
- 高圧的な態度で上から目線
- 顧客から選ばれる存在になりたい⇨自分にベクトルが向き過ぎてチームワークに懸念が残る
などなど、上記のお見送り理由が実際に多い印象です。
これらは、企業のカルチャーによって多少見え方が変わりますが、お見送りの要因になる可能性が高いものです。



転職を検討中の方、または既に活動している方は、エージェントを1からサービスを理解できる記事を紹介してるので、下記の記事はぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
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